自分で対処する場合には確実に行う
蜂の種類を見極めて対処する
スズメバチは攻撃性が高いため自分で駆除しようと考える時には十分な準備が必要になります。しかも巣の場所が高所や地中や室外機の内側や屋根裏など見えにくい場所にあると危険は大きくなります。またミツバチやアシナガバチはスズメバチほどの攻撃性がないこともありますが数が少なければ安全という意味ではありません。巣に近い場所で振動を与えたり枝葉を揺らしたり設備に手をかけたりすると一斉に反応することがあります。まずは蜂の種類や巣の形やできている場所を落ち着いて見極めて無理に近寄らないことが大切です。ミツバチの巣の特徴としては平面の板状に垂れ下がる形が目立ち群れ全体で集まっているように見えることがあります。普段は巣に触れたり強い刺激を与えたりしなければ攻撃してくることは多くありませんが季節や群れの状態によって警戒が強まることがあります。屋根裏や建物の床下や壁の内側に巣がある場合は巣の撤去だけでなく建物の開口や補修が必要になることもあり自分で行うのは困難です。次にアシナガバチの巣と特徴ですが巣はシャワーヘッドのような形で下から巣穴が見え穴の中で幼虫が動くのを確認できることがあります。スズメバチほどではないものの巣が付いている枝や葉や設備を揺らすと一斉に飛び立って攻撃してくることがあるため注意が必要です。世界でも凶暴な蜂として知られるスズメバチの巣は初期にはフラスコを逆さにしたような形をしていますが成長すると丸形で外皮が重なったマーブル模様になり入口は一か所になることが多いです。巣に近づくとカチカチと威嚇音を出してこれ以上近づかないよう警告してくることがあり黒色に激しく反応して向かってくる性質もあります。しかも一度刺したら終わりではなく何度も刺してくるため被害が大きくなりやすいです。
蜂の見分け方について
蜂の種類によって外見や飛び方や巣の形状が異なるため以下のポイントを参考にすると見分けやすくなります。ただ見分けるために近づくことは危険ですので遠くから短時間で確認することが前提です。
●スズメバチ
黒褐色と黄色の模様が目立つ大型の蜂で太く力強い体つきをしています。飛ぶ音も重く巣の近くではまっすぐ向かってきたり顔の前を横切ったりすることがあります。巣は初期にはとっくり形に近く成長すると球形に近い外皮付きの巣になります。木の枝や建物の屋根裏や軒先だけでなく地面の中や物陰にも作られます。
●ミツバチ
黒色または褐色系の小型の蜂で体毛が目立ちます。群れでまとまって飛ぶことがあり花の近くでもよく見かけます。巣は六角形の巣板が並ぶ構造で木の幹の空洞や壁の中や天井裏など見えにくい場所に作られることがあります。外からは巣が見えず同じ隙間へ何匹も出入りすることで気づく場合もあります。
●アシナガバチ
細身の体で飛ぶ時に長い脚を垂らしていることが多い蜂です。巣は開いた傘を伏せたような形で下から巣穴がよく見えます。軒下やベランダの天井や室外機の陰や樹木の枝など人の目線に近い場所にも付きやすいです。見た目は比較的静かでも巣の近くでは防衛行動を取りやすくなります。
これらの蜂の種類は見た目だけでなく行動や巣の状態からも判断できます。例えばスズメバチは威嚇音や体当たりに近い飛行を見せることがありアシナガバチは巣の周りを警戒するように旋回しやすくミツバチは一定の出入りを続けることがあります。しかし素人が自己判断で蜂の駆除を試みることは危険ですので巣が人の生活場所に近い時や高所や壁内にある時は蜂駆除業者に依頼することが望まれます。
対応策
蜂に遭遇した場合の対応策は以下の通りです。大切なのは蜂を刺激しないことと巣があるかもしれない場所に長くとどまらないことです。
●慌てずに動かずに立ち止まる
蜂が刺す理由の一つは自分や巣を守ろうとするためです。もし蜂に遭遇した場合はまず急な動きを止めて落ち着きましょう。突然走ったり腕を振ったりすると蜂を刺激してしまいます。特に顔の前に飛んできた時ほど反射的に手を出しやすいですがそこをこらえることが大切です。
●騒がずに静かに離れる
蜂の巣がある場所に近づいた場合は騒がずに静かに離れましょう。蜂は振動や騒音に敏感で巣を守るために攻撃的になることがあります。姿勢を少し低くして顔や首を守りながらゆっくり後退すると安全を確保しやすくなります。
●虫除けスプレーを使う
蜂に刺されたくない場合に虫除けスプレーを考える人もいますが蜂に対する効果は限定的で状況によっては十分な防御になりません。屋外活動時の補助として考えることはあっても巣に近づくための手段にはしないことが大切です。特に巣が見えている状況ではスプレーに頼って近づくのは危険です。
●蜂に刺された場合は、早めに対処する
もし蜂に刺された場合はまず安全な場所へ移動して患部を冷やし体調の変化を見ます。腫れや痛みが強い時だけでなく呼吸が苦しい。じんましんが広がる。気分が悪い。意識がぼんやりする。このような症状がある時は早めに医療機関で診察を受けることが大切です。
●蜂の巣がある場合は、蜂駆除業者に駆除を依頼する
蜂の巣がある場合は素人が駆除を試みるのは危険です。特にスズメバチの巣や高所や壁内や天井裏や設備の裏にある巣は危険度が高く蜂駆除業者に依頼することが望まれます。小さな巣でも場所によっては日常生活に強く影響しますので早めの相談が安心につながります。
蜂からの攻撃をかわすテクニックとわ
蜂からの攻撃をかわすための行動にはいくつかの基本があります。大切なのは勇敢に対抗することではなく刺激を減らして距離を取ることです。
・静かに動く:蜂は振動や騒音に敏感ですので静かにゆっくり動くことが大切です。急な動きや騒がしい行動は蜂の攻撃を引き起こす可能性があります。作業をしていた場合も道具を振り回さず落ち着いてその場から離れる意識が必要です。
・蜂に気付いたら冷静に立ち止まる:蜂が近づいてきた場合はパニックにならずにまず冷静に立ち止まりましょう。急いで逃げ回ると蜂を刺激してしまい追われる形になることがあります。巣の近くではとくに最初の反応が重要です。
・手を振らずに静止する:蜂が近づいてきた時に手を振ったり払おうとすると攻撃を受ける危険があります。代わりに静止し手をゆっくり身体の横に下ろしましょう。顔の近くに来てもたたかないことが大切です。
・眼鏡や帽子を着用する:蜂の攻撃から目や頭部を守るために眼鏡や帽子を着用することは有効です。特に屋外作業や草刈りや剪定の時は頭や首の露出を減らすだけでも安心しやすくなります。黒い色は反応を受けやすいことがあるため色にも配慮するとよいでしょう。
・蜂の周りを避ける:蜂が巣や花の周りにいる場合はそれらの近くを避けましょう。巣の近くはもちろん花壇や果樹の周辺でも採餌中の蜂が多いことがあります。特に同じ場所を何度も飛ぶ場合や地面の穴へ出入りする場合は近くに巣がある可能性があるのでその場を迂回することが大切です。
・香りの強いものを避ける:蜂は花の香りや甘い匂いに引かれやすいため香水や整髪料や匂いの強いスプレーを使う際は注意が必要です。無香料の製品を選ぶか蜂の活動が活発な場所では使用を控えると不用意な接近を減らしやすくなります。
以上のような行動を意識することで蜂からの攻撃をかわす可能性は高まります。しかし蜂は予測しにくい動きを見せることがあり巣との距離や種類や季節によって危険度も変わります。威嚇音がする。体当たりしてくる。同じ場所を多数が飛ぶ。このような時はすでに危険な段階ですので安全を最優先にしてその場から離れ必要に応じて専門の蜂駆除業者へ相談することが重要です。