収録用語リスト:マールブルグ病

害獣や害虫を退治する業者

用語一覧

マールブルグ病
マールブルグ病(Marburg Virus Disease)はマールブルグウイルス(Marburg virus)によって起こる感染症です。フィロウイルス科(Filoviridae)のウイルスによるウイルス性出血熱の一つでエボラウイルス病と同じ系統の病気として整理されます。発症すると高熱と強い全身症状で始まり経過の中で下痢や嘔吐などが加わり重症では出血や臓器不全へ進むことがあります。感染拡大を防ぐには早期の発見と隔離と体液への対策が重要になります。

1.マールブルグウイルスの特徴
分類
マールブルグウイルスはフィロウイルス科に属しマールブルグウイルス属(Marburgvirus)に分類されます。遺伝子はRNAで体内に入ると細胞の中で増殖して全身へ影響を広げます。
自然宿主と起源
自然界でウイルスを保有すると考えられているのはフルーツバットの一種であるエジプトルーセットオオコウモリです。洞窟や鉱山のようにコウモリが集まる場所が人への感染リスクと結びつくことがあります。霊長類は感染源になる場合がありますが多くは人と同様に感染を受ける側として扱われます。
2.マールブルグ病の特徴
動物から人への感染
コウモリがいる洞窟や鉱山での曝露や感染した動物の体液や組織への接触により人へ感染が起こることがあります。狩猟や解体や生肉の取り扱いなど体液へ触れる機会が多い行動はリスクを上げます。
人から人への感染
主な経路は血液や体液への直接接触です。嘔吐物や下痢便や唾液や尿などが付着した物品や環境表面を介して広がることもあります。医療現場では針刺しや防護不足が感染拡大の原因になり得ます。葬儀で遺体に触れる慣習もリスクになるため安全な手順が重要です。
症状
発症は急で高熱と強い頭痛と強いだるさが目立ち筋肉痛も起こりやすいです。発症後数日で水様性の下痢や腹痛や吐き気や嘔吐が加わることがあります。発疹が出る例もあります。重症では出血傾向や血圧低下やショックや多臓器不全へ進む場合があります。
潜伏期間
潜伏期間は感染から発症までの期間で2日から21日とされています。
3.診断と治療
診断
診断は血液などの検体を用いたPCR検査でウイルスを確認する方法が中心になります。症状は他の感染症と似るため発症前の渡航歴や曝露歴や接触歴を合わせて評価します。
治療
現時点で承認された特異的治療薬やワクチンは確立されていません。治療は対症療法が中心で脱水を防ぐ輸液と電解質管理と酸素投与など全身管理を早期から行い合併症に対応します。同時に隔離と感染対策を徹底して二次感染を防ぎます。
4.予防と対策
感染予防
血液や体液に触れないことが基本です。流行地域では野生動物との接触を避け洞窟や鉱山などコウモリが多い場所での無防備な活動を控えます。体調不良時は早期に医療機関へ連絡し指示に従います。
個人防護具の着用
医療従事者や介護に関わる人は手袋とマスクとゴーグルなど適切な個人防護具を使用し体液に触れない手順で対応します。物品の消毒と廃棄のルールも重要です。
予防接種
現在のところ特定の予防接種は承認されていません。ただし候補ワクチンや治療法の研究は進められており発生地域では公衆衛生当局の方針に基づく対策が求められます。

マールブルグ病は致死性が高い場合があるため疑いがある段階での隔離と検査が重要です。流行地域では体液対策と衛生と医療現場の防護を徹底し感染連鎖を早い段階で断つことが被害の抑制につながります。


受付電話番号