スズメバチに近寄らない
スズメバチについて
蜂目蜂科に属する社会性の昆虫で主に春から秋にかけて活動します。日本にはスズメバチ亜科に属するいくつかの種類が生息しており山林だけでなく住宅地や市街地や公園周辺でも見かけることがあります。一般的に体は大きく黒や褐色を帯び腹部には黄色や橙色の縞模様があり頭部には発達した顎を持ち刺針による防衛行動も強いことで知られています。女王バチを中心に働きバチが役割を分担して巣を維持し巣作りや幼虫の世話や外敵への警戒を行います。巣の近くで大きな音を立てたり急に手を振ったりすると脅威と判断され攻撃されることがあります。刺傷は強い痛みや腫れだけでなく体質によってはアナフィラキシーショックなどの重い反応につながることがあるため注意が必要です。軒下や戸袋や換気口の周辺や庭木の内部や水道メーターボックスの近くなど人の生活動線に近い場所に営巣することもあり蜂の出入りが増えた時や壁の中から羽音が続く時は巣が見えていなくても近くに営巣している可能性があります。スズメバチに関する問題がある場合には無理に確認しようとせず状況を見ながら害虫駆除業者へ相談することが大切です。
スズメバチの習性
社会性昆虫として明確な役割分担を持ち巣の発達段階によって動き方や警戒の強さが変わります。見た目の印象だけでなく飛び方や巣の場所や周囲の状況をあわせて理解すると危険を避けやすくなります。以下はスズメバチの一般的な習性です。
●社会性
女王バチが中心となって働きバチが巣作りや餌集めや幼虫の世話や外敵への警戒を行います。巣が大きくなるほど働きバチの数も増え一匹だけ飛んでいるように見えても近くに巣がある場合は仲間がまとまって反応することがあります。住宅まわりでは玄関先や通路やベランダなど人が近づきやすい場所に巣があると接触事故が起こりやすくなります。
●巣作り
樹木や岩の隙間や建物の壁や屋根や戸袋や天井裏などに巣を作ります。木の繊維をかみ砕いて唾液と混ぜ紙のような素材を作りそれを重ねて巣を広げていきます。初期には小さくても季節が進むにつれて大きくなり外から見える巣だけでなく壁の中や屋外設備の裏側のような見えにくい場所でも発達することがあります。
●餌
成虫は花の蜜や樹液や甘い飲み物のにおいに寄ることがあり幼虫を育てる時には昆虫や肉片なども運びます。庭木の樹液や落ちた果実や屋外に残した飲食物があると近づきやすくなるため庭先やベランダで飲食する時は片付けに注意が必要です。水道の点検や庭の散水の最中に蜂が寄ってくる時は周囲のにおいや樹液にも目を向けると原因が見つかることがあります。
●防衛
自分たちの巣を守る意識が強く脅威を感じると警戒飛行や威嚇音の後に攻撃へ移ることがあります。顔の周囲をまとわりつくように飛んだり同じ場所で停止飛行を続けたりカチカチという音を出したりする時は巣に近づきすぎている合図になることがあります。手で払う動きや走って逃げる動きは刺激になりやすいため静かに距離を取ることが大切です。
●季節性
春は越冬した女王バチが単独で巣作りを始め夏に向けて働きバチが増え秋にかけて巣の規模が大きくなります。夏の後半から秋は個体数が増えて警戒性も高まりやすく住宅地での被害が目立ちやすくなります。冬になると多くの働きバチは活動を終え次の年は新しい女王バチが別の場所で営巣を始めます。
●夜行性
日中に活動が目立つ種類が多いものの夜間でも照明や刺激や巣への接近があると飛び回ることがあります。暗いから安全と考えて巣の確認や駆除を試みるのは危険です。屋外灯や玄関灯の近くで蜂が集まる時や夜にも羽音が気になる時は巣が近い可能性があるため様子を見ようとして近づかないほうが安全です。
以上がスズメバチの一般的な習性です。巣の場所や季節や蜂の数によって危険度は変わるため一つの特徴だけで判断せず周囲の状況と合わせて考えることが大切です。
スズメバチが活動する時期・時間
スズメバチの活動期は一般的に春から秋にかけてで地域差はあるものの多くは四月頃から十月頃まで見られます。春先は越冬した女王バチが単独で動き小さな巣を作り始める時期でこの段階では蜂の数は少なくても場所が悪いと生活空間の近くで危険が生まれます。夏になると働きバチが増えて巣が急に目立ち始め秋は個体数が多く警戒が強くなり通行や作業のたびに接近してしまうことがあります。
スズメバチの活動時間は主に日中の明るい時間帯で特に午前中から午後の早い時間帯に活発になりやすい傾向があります。晴れて気温が上がる日は巣の出入りが増え庭木のまわりや軒下やベランダや屋外の水道設備の近くを何度も往復する様子が見られることがあります。反対に夜間や暗い場所では日中ほど活発ではありませんが巣を守る必要がある時や強い光に引き寄せられた時は攻撃的になることがあります。
気温や天候によっても活動には変化があります。気温が低いと動きは鈍くなりますが暑い日は活動量が増えやすくなります。雨や強風の日は外での活動が減ることがありますが巣がある場所へ近づけば防衛行動がなくなるわけではありません。換気口や戸袋や壁の中のように雨を避けられる場所では人が気付きにくいまま巣が発達していることもあります。
スズメバチは攻撃的な性質を持つため巣周辺に近づく際には特に注意が必要です。巣を脅かす動きや振動や掃除機の音や高圧洗浄の音などが刺激になることもあります。巣を発見した場合や同じ場所へ何匹も出入りしている場合には近くに立ち入らず害虫駆除業者へ相談することが勧められます。見えない場所の営巣では棒で探ったり隙間をふさいだりすると危険が高まるため初期対応は距離を取って人の通行を控えることが基本になります。
スズメバチの巣
スズメバチは巣を作るために樹木や岩や建物の壁や屋根や軒下や戸袋や天井裏などを利用します。巣の形状は種類や作られた場所によって異なりますが球形や楕円形や円筒形に近いものが多く外側を紙状の素材で覆った構造を持ちます。初期の巣は小さく見つけにくいものの成長すると大きな塊になり出入りする蜂の数も増えて危険が目立つようになります。
巣は紙のようなものを素材として作られており木の繊維や植物質をかみ砕いて唾液と混ぜ合わせて形を作ります。巣の内部には多数の巣房があり卵や幼虫や成虫が段階的に存在し女王バチと働きバチが維持しています。外から巣が見えなくても戸袋の内側や壁の空洞や屋外機器の裏側に巣房が広がっていることがあり蜂だけが同じ方向へ出入りしている時はその可能性を考える必要があります。
巣が大きくなり攻撃的なスズメバチが多数生息する場合は非常に危険な存在となります。玄関や通路や駐車場や水道メーターボックスの近くにあると日常の出入りや点検作業のたびに接近してしまい被害につながりやすくなります。そのため巣を発見した場合には害虫駆除業者に相談し状況に合った処置を行うことが重要です。高所の巣や壁内の巣や地中に近い巣は見た目以上に難しく市販品だけでの対処が危険になることがあります。
ただしスズメバチは生態系の中で他の昆虫を捕食する役割も持っています。そのため何でもすぐ攻撃してくる存在として見るのではなく人の生活空間と重なって危険が生じた時に適切な対処を考えることが大切です。巣を処理する時は蜂の動きと人の安全の両方を見て無理のない方法を選ぶようにしましょう。
スズメバチを見かけた時の防御方法
スズメバチを見かけた場合は慌てず状況を見て行動することで刺される危険を減らしやすくなります。目の前に一匹だけ飛んでいても近くに巣がある場合や樹液や飲食物に寄っている場合があるため周囲を含めて判断することが大切です。以下の防御方法は日常の屋外作業や庭の手入れや水道設備の確認などでも役立ちます。
・冷静に行動する:パニックにならず落ち着いた状態で行動しましょう。急な大声や手を振る動作は脅威と受け取られやすく蜂を刺激するおそれがあります。見つけた時はまず立ち止まり蜂の位置と飛ぶ方向を確かめながらゆっくり離れることが大切です。
・近づかない:スズメバチは自身や巣を守るために攻撃しますので距離を保つことが重要です。巣が見えている場合はもちろん壁の中から羽音がする時や同じ場所に蜂が集まる時も不用意に近づかないようにします。庭木の中や戸袋のすき間や換気口の周囲は正面からのぞき込まないほうが安全です。
・避けるルートを選ぶ:スズメバチがいる場所を通る必要がある場合はできるだけ遠回りして回避するようにしましょう。玄関脇や勝手口や駐車場の出入口などに蜂が出入りしている時は一時的に別の動線を使う判断も有効です。家族や近隣にも近づかないよう知らせておくと事故を防ぎやすくなります。
・騒がずに静かに退散する:スズメバチに気づいた場合は大きな音を出さず静かに退散しましょう。走って逃げたり道具を振り回したりすると蜂が興奮しやすくなります。後ずさるようにゆっくり距離を取り建物の中や車内など安全な場所へ移動することが重要です。
・防護具を着用する:必要に応じて厚手の長袖や長ズボンや手袋や帽子や眼を守るものを使うことで直接刺される危険を下げやすくなります。ただし服装を整えていても巣に近づいてよいわけではありません。草刈りや庭木剪定や屋外配管の点検の前に蜂が飛んでいないか確認することが先になります。
・害虫駆除業者に相談する:スズメバチが頻繁に出現し人や家族の安全が脅かされる場合は害虫駆除業者に相談しましょう。玄関や通路やベランダの近くで蜂の往復が続く時や壁の中や戸袋の中で羽音がする時や地面付近から出入りしている時は巣の位置が分かりにくく危険が高いため早めの相談が安心につながります。
スズメバチは攻撃的な性格を持つことで知られているため注意が必要です。自分で巣を落としたり隙間をふさいだり大量の薬剤を噴射したりすると危険が増すことがあります。自身の安全を最優先にして距離を取り人の通行を避け必要な時に相談することが大切です。
日本で生息する蜂の種類
日本に生息する蜂の種類は非常に多く約五百種類以上とも言われています。代表的なものを挙げると以下のような種類があります。見た目や生活場所が異なるため巣の形や飛び方を知っておくと危険の見分けに役立ちます。
・スズメバチ
・アシナガバチ
・ミツバチ
・ヨツバシオカワスズメバチ
・ヒメバチ
・キイロスズメバチ
・コガタスズメバチ
・ツマアカスズメバチ
・ハナバチ
・オオスズメバチ
・スズメバチナガバチ
なおこれら以外にも多くの種類が存在します。人の生活空間で問題になりやすいのはスズメバチやアシナガバチやミツバチですが同じ蜂でも危険の出方や営巣場所は異なります。見分けに迷う時や巣の場所が分からない時は無理に近づかず専門の業者へ相談することが安全な対応につながります。